掲載日:2025年7月26日
講座の記録
講座名 | : | 新緑の見沼田んぼを歩く | |
開催日 | : | 2025年5月9日(金) | |
案内人 | : | 浦和ガイド会 |
荒天続きのなか雨の心配をしていましたが、当日は幸運にも散策にちょうどいい曇り空の天候となりました。
今回の見沼田んぼの散策では、浦和ガイド会の普段のルートでは訪れない見沼通船掘公園の竹林や木曽呂の富士塚にも足を延ばしました。ガイドさんの、ユーモアたっぷりで、盛りだくさんの解説に、参加者からの質問も出て、各所の歴史や背景がとてもよく分かりました。
幕府の財政再建を目指した八代将軍吉宗に、見沼の新田化を命じられた井沢弥惣兵衛為永が、溜井だったところをわずか半年で新田に変えたのが見沼田んぼとのこと。利根川から60キロにも及ぶ見沼代用水の造成、米の舟運のための見沼通船掘の開削など、当時の土木工事の卓越した技術に驚くとともに、目の前に広がる見沼田んぼの自然と風景を保全し、次の世代につないでいくことが大切だと思いました。見沼代用水は2019年に世界灌漑遺産に登録されたとのことでした。
今回歩いた東浦和駅の周辺には、大間木氷川神社や清泰寺の見性院の墓、鈴木家住宅、絶景の竹林や富士塚など見どころがたくさんあり、歴史と自然を存分に楽しむことができた3時間の散策でした。
( 本講座チラシ PDF 610KB)