掲載日:2025年7月30日
講座の記録
講座名 | : | 生活クラブカッレジ2025 第2回 気候危機と私たちにできること | |
講師 | : | 吉田 明子 さん FoE Japan | |
開催日 | : | 2025年7月26日 (土) |


今年度2回目のカレッジは「気候危機と私たちにできること」と題して、国際環境NGOのFoE Japanの吉田明子さんを講師に開催しました。夏休み期間中いうことで、お子さんと一緒に学ぶ講座として企画し、吉田さんのお話の後で、参加者で「気候変動カルタ」を行い、遊びながら気候変動について学びました。
今年は酷暑が続き、日本だけでなく世界各地で気候災害が顕在化しています。産業革命以降1.2℃平均気温が上昇しています。COP26(2021年)で1.5℃を目指すと合意しているにも関わらず、2024年度にはすでに1.5℃を超えていて、世界中で高温化により乾燥化が進み熱波と重なり山火事が多発していることもニュースで報じされています。
温暖化の最大要因のCO2は世界の10%の富裕層が全体の約半分のCO2を排出し、貧困層はほとんどCO2を排出していないのが現状です。日本は世界第5位のCO2の大量排出国!格差の問題についても話されました。一方、日本は原発事故から14年。原発の再稼働や新たな設置も検討されています。ひとたび事故が起これば壊滅的な被害をもたらし、使用済み核燃料の処理問題を抱える原発ではなく、再生エネルギーと省エネをすすめるために、私たち自身が運動を起こす必要があることを力説されました。
世界全体で2030年までに大幅な排出削減が必要。この5年でいかに減らせるかが重要。私たちにできることとして
- 国の政策や企業に声を届ける
- 個人では買い物も投票!電気、食べ物、ファッションなど
- 地域で住んでいる自治体の政策に注目し、地域で活動してみる。審議会の公募委員に応募する。
- 自分の家の電気を電源構成の明らかな電力会社に切り換える。
酷暑続きの毎日の中、たくさんの気づきと学びをいただけた講座でした。さあ、あなたは何から取り組みますか!
講師プロフィール
国際環境 NGO FoEJapan 気候変動・エネルギーチーム
2007年より FoEJapan スタッフ。2011年の震災・原発車故以後、福烏に関する活動やエネルギーシフトに向けた活動に携わる。2015年に再エネ選択を呼びかける「パワーシフト・キャンペーン」を立ち上げる。2023年より、再工ネ 100%と公正な社会をめざすネットワーク「ワタシのミライ」運営チームにも携わる。
国際環境 NGO FoEJapan 気候変動・エネルギーチーム
2007年より FoEJapan スタッフ。2011年の震災・原発車故以後、福烏に関する活動やエネルギーシフトに向けた活動に携わる。2015年に再エネ選択を呼びかける「パワーシフト・キャンペーン」を立ち上げる。2023年より、再工ネ 100%と公正な社会をめざすネットワーク「ワタシのミライ」運営チームにも携わる。
報告 :こっこ
( 本講座チラシ )