掲載日:2012年1月22日
最初に自己紹介を兼ねて、この機会を利用してみなさんと一緒にこれまでの人生の幸せ感を振り返ってみたいと思います。 生まれてからこれまでの「幸せ感グラフ」をそれぞれ書いてみてください。(横軸=年齢、縦軸=幸せ度%のグラフを描いて、それを見せながら自己紹介)。
このグラフを書いて話すことで、心の中をすっきりさせることができます。
私は9人兄弟で戦後は大変でした。私は下の方でしたが、家族一緒に生活したことはありませんでした。兄姉たちは皆、あっちの家やこっちの家の世話になっていました。私は下だったのでずっと家にいましたので、高校卒業の頃には、家にいることで親に迷惑かけるなあという気持ちでいっぱいでした。そこで寮生活の看護師の職業を選択しました。お陰で割と自分の思うように生活ができたかなと思っております。(みなさんの幸せ感を発表していただきました)
現在の日本人の平均寿命は男性が79.64歳、女性が86.39歳なので、私はまだ残りが20年くらいあります。みなさんは如何ですか?これからの残りの人生何か生きがいを見つけて暮らした方が楽しく元気に過ごせるのではと思います。それが幸せ感をもたせてくれます。
私は本業である看護師としてある企業の医務室に勤務し社員の健康管理に尽くしてきました。 65歳を自分の定年と決めて、これからは自分のためにいままでと関係ないことをしていきたいと考えておりました。が、2006年、医学雑誌を見ていたら 厚労省管轄の健康・生きがいづくりアドバイザー養成の記事が目にとまりました。これなら定年後も今の資格を生かして自分の仕事の集大成になるのではないかと考え直してこれに応募しました。
私はフルタイムで勤務のため地域のことが全然わからず退職後地域の中にどのようにして溶け込んでいったら良いのか、地域社会にとけ込むきっかけづくりをしたいとも思っていました。
2006年の4-10月、毎週土曜日に養成講座が行われ、講座は丸一日を要し、弁当持参できびしい内容でした。10月に資格試験があり無事パスしてアドバイザーになりました。
アドバイザーの主たる目的として、団塊の世代が引きこもらないよう、濡れ落ち葉にならないよう一緒に生き甲斐を見つけていくのがアドバイザーの仕事です。そのためには、ひとりひとりの色々な資格・能力を地域で再活性させていただく仕掛けを作ることです。一人で楽しむより大勢での方が楽しみも何倍にもなります。仲間づくりが大切です。
2007年11月、大阪で健康・生きがいアドバイザーの全国大会がありました。「ディスコンのインストラクター講習がありますよ」との案内があり、前日から出かけました。これがディスコンとの出会いのきっかけでした。
(ディスコンで使う用具とルールの簡単な説明が入る)。 ころころと勝負の情勢が変わるその面白さに思わず熱中しました。その講習でディスコン・インストラクターの資格を得ました。
2008年3月、HARAJUKU52(アドバイザー講座の卒業生40名で作る同期会)総会でアトラクションで早速ディスコンを紹介しました。その中に「埼玉生きがい彩の会」の会員の方がおりまして、アドバイザーの方々も多いですよと教えていただき入会することにしました。
何とか活動の場ができてきたので、ディスコンを広めることに取り組み始めました。ディスコンを行うためには10m×5mのコートが必要です。浦和でするには会場をどこにするかが問題でした。狭ければ狭いなりにできますが、それなりの広さが必要です。まず思い浮かんだのが浦和駅前にある浦和コミュニティセンターです。ここを使用したくて、個人の名前で登録し申し込みました。そこで初めて3ヶ月前の予約が抽選で決まることを知りました。9月の予約が出来、体験教室を知らせるため、慣れないチラシづくりに挑戦し、ビラ配りも行いました。そして9月14日初めてのディスコン体験教室を開くことができ、14名の参加者ではじめの一歩を踏み出しました
最初体験教室のビラを近所に配った時、浦和コミセンまでは遠いよね、近くの尾間木公民館でできないのと言われ公民館の登録をしました。公民館は無料ですのですごく助かります。
地元ではなぜか集まりが悪かったです。友人2,3名というときもありました。その時は自分の練習のつもりで行っていました。
公民館登録に足を運んだ時にさいたまシニア大学の募集要項があり応募しました。退職後の6月からプラザイーストで月2回講義がありましたが、自主活動のクラブ活動結成の呼びかけがあり、ディスコンの説明をして声をかけたところ、5名集まってディスコンクラブを結成することができました。クラブの活動の場は、コミュ二ティーセンターと公民館でのディスコン体験教室です。
2008年11月、埼玉県ディスコン協会開催のディスコン・インストラクター養成講座に体験教室仲間から参加していただき、8名がインストラクター資格を取りました。インストラクターが一気に増えてディスコンを大きくしていく基ができてきました。
2009年8月、浦和教室1周年記念大会を開催しました。
2010年4月、さいたま市公報のスポーツ指導員のボランティア募集を目にしました。市スポーツ振興課に問い合わせたところ、個人よりも会で登録してほしいとのことでした。会の規約づくりをして、さいたま市レクレーション協会への入会を勧められました。
そこで2010年10月、埼玉県ディスコン協会のお力添えのもと、会員21名でさいたま支部を設立し、規約もできレクレーション協会に申請する運びとなりました。年明けにレクレーションまつりが行われるということで、そこに試しに参加し加入かどうか決まるということでまだ未定になっております。
2011年10月、ディスコン3周年記念大会を駒場体育館で開催しました。
現在、さいたま市の市民活動サポートセンターに登録しており年2回のフェスティバルに参加し、他団体のオファーで出前体験教室に行ったり、公民館のシニアの介護予防講座の中で3回体験講座を行いました。
これからどのように広がっていくのか私の挑戦であり、私の夢は、町のどこかの公民館でいつもディスコンの喚声が聞こえてくるようになってほしいことです。どこでも気軽に参加できるよう、ディスコンの普及を夢見ています。情熱を持って頑張ります。
日常的に大人がなかなか大きな声で「わー、きゃー」と歓喜の声を発する機会はありません、ディスコンでぜひ大声を出して笑顔で楽しんでほしいです。最後にゲームを簡単に説明させていただきます。(ディスコンゲームの仕方について、図を見せつつ説明)
現在近くの介護施設の医務室に週3回行っておりますが、デイサービスでディスコンを紹介して楽しんで頂いております。変則的ですが、車いすに座ったまま一対一でやっています。するとびっくりすることに、車いすの方が興奮して思わず立ち上がるようなことがあります。そういうことから元気をもらったりしています。今では今度どこかのデイサービスと試合をしてみたいと意欲的になっているようです。早く対戦相手を探してあげなければと思っているところです。
ご静聴ありがとうございました。
Q ディスコンの重さは
A 85gです。ポリウレタン製です。
Q 生きがい彩の会はどんなことをするのですか。
A みなさんそれぞれ得意分野があって、教えたり教えられたりしています。
Q 必ず室内でやるのですか。
A そうです。外でシートを敷いてやることもありますが、石や砂に引っかかってうまく滑りません。ディスコンも欠けたりします。室内だと雨天でもできます。
Q こういうゲームを知っていて、道具も持ち歩いていれば、何かの時にやれば集まった人たちが仲良くなれる手段になりますね。
A そうです。子供のスポーツクラブなんかでも、雨でゲームができないときなどディスコンで盛り上がったりできます。子供は夢中になりますよ。ぜひ紹介したいです。
Q 学校の体育館なんか貸してくれると良いですね。児童館なんかでもできそうですね。
A 私もそう思って振興課でお聞きしたのですが学校の管轄はまた違うところなんですね。学校を借りるのは難しいです。時間も必要です。ディスコン人口が増えてきたら考えていきたいと思います。
Q 昔は近所の子供で集まって、追っかけっこやかくれんぼ、缶蹴りなんかをしてましたが、ディスコンは新しい遊びになりそうですね。
A 所沢では市内の小学校で結構普及しております。さいたま市でもそうなってほしいです。
Q 町内会のお祭とかで、ゲームの時間にディスコンができますね。自治会館は会議室が板張りですし。祭りでやれば子供だけでなく、大人も参加できて楽しめます。文化祭なんかもねらい目です。人とのつきあいにおいて、ディスコンを知っていることで、私はこれで人を結びつけることができる、という自信が出てきますね。
A ありがとうございます。会場を確保していただければいつでもどこへでも出前いたします。ぜひ呼んでください。先日町内で防災訓練があり応急手当の講師を頼まれて町内デビュゥーしました。町内の方ともしりあいが出来、少しずつですが地域に溶け込んで来ました。ハスに構える人もいますが、楽しんでもらえばいいし、自分の生きがいになればいいと思ってやっています。生きがいは人によって違いますので、人になんと言われようと気にしないで邁進していきたいと思っております。
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