掲載日 : 2012年7月23日
講 座 名 | : | 思い出語りでコミュニケーション・ケア力( りょく ) アップ講座 | |
講師 | : | 的野瑞枝さん(NPO法人 所沢市思い出語りの会) | |
開催日 | : | 2012年5月25日 (金)、6月23日(土) |
コミュニケーション・ケア力を身につけるための講座を、的野瑞枝さん(NPO法人 所沢市思い出語りの会)を講師に、5月25日(金)生活クラブ中浦和本部、6月23日(土)所沢生活館の2会場で開催しました。
一人ひとりの参加の動機などをふまえて、アドバイスも含め、コミュニケーションの基本、コミュニケーション・ケアとは?を学びました。
まず、コミュニケーションにおけることばの大切さを意識することから始まりました。
ことばはイメージであり、一人ひとりが学んできた、そのプロセスでのイメージが強いことから、「私」のイメージと「あなた」のイメージは一致しないことや、自分の気持ちを整理して相手に伝えることができるかどうかは、自分のことばの力にかかってくる、自分のことばをいっぱい持つことは、ことばの範囲を広げていく(=理解力が広がる)ということを学びました。
持っていることばの範囲が広ければ広いほど、人として柔軟性を持つことになる。「違うな、と思う人とも、私と違う価値観を認めて、近づいてみるのは、どうですか?」と、的野さんからの問いかけがありました。
コミュニケーション・ケアは、人に対する敬意をもって対等な関係で、「聴かせてもらってありがとう「聴いてもらってありがとう」と、謙虚に聴くことが基本です。コミュニケーション・ケアとは、一人ひとりの価値(その人が紡いできた個人の人生の価値)を、どう見出していくのかということであり、話す人の自尊心を回復させ、聞く人にとっては、自らも含めて人間(性)を理解する力がつくことになります。
感謝の気持ちと聴く力の大切さを思った講座でした。
(スタッフ ふーやん)
講師プロフィール
所沢市高齢者大学で傾聴講座の講師を20 年務める。
卒業生と共に「NPO 法人 所沢市思い出語りの会」を設立。社会教育主事。
( 本講座チラシ PDF 62KB)
[制作] NPO(特定非営利活動法人) 大人の学校