掲載日 : 2013年12月3日
講 座 名 | : | 湯浅誠さん講演会 「 誰もが不安のない社会を実現するために 」 | |
講師 | : | 湯浅 誠 さん
( 社会運動家/活動家。反貧困ネットワーク事務局長、NPO 法人自立生活サポートセンター・もやい理事。 ) | |
開催日 | : | 2013年11月27日 (水) |
11月27日、埼玉会館で湯浅誠さんの講演会「誰もが不安のない社会を実現するために」を開催しました。平日の午後でしたが、約80名の参加がありました。
会場は湯浅さんのお話を聴きたいという方々の想いに包まれ、話し手と聴き手が一体となった講演会でした。たくさんの方から、「とてもよかった!」という声をいただいています。一人ひとりの心に響く講演会ができ、湯浅さんと参加されたみなさんに感謝です。
お話の中から印象に残ったことを2つ紹介します。
1つは、自己責任論の問題です。この言葉は、自己責任論ではなく他者責任論として使われている、つまり、人のせいにして他の意見を入れられないということ。そして、対話ができなくなり、話さないことによって自分を守っている。一方で、弱い自覚のある人は対話(自己内対話、他者との対話)によって対話能力を積み重ね、自分の中に社会の多様性を持つことができ、自分の持ち札、球種を増やすことができる。対話が少数派から多数派への民主的な手段であることを再確認しました。
もう1つは、「問いのたて方」についてです。これは、世の中への自分の向き合い方ということです。社会問題を考える時、自分のことと思わないと本人の問題にならない、それ以上の発展がないという話に納得。
参加されたみなさん、それぞれの活動を広げるために前に進めたでしょうか?
( 報告 : ふ〜やん )
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