掲載日 : 2015年5月23日
講 座 名 | : | 柿渋(かきしぶ)染めで遊ぶ「マイふろしき」作り | |
講師 | : | 原澤 博子 さん ( 生活クラブ生協展示即売会でおなじみ、草木染工房艸主宰 ) | |
開催日 | : | 2015年5月12(火) |
参加者は、6名。柿渋を染料に使っている方や染めをやっている方などもいて、柿渋とはどういうものかというお話に興味津々の雰囲気でスタートしました。
青い渋柿を刻んで汁を絞って何年も熟成させて作ったのが柿渋です。殺菌・防虫に優れている柿渋は、番傘、渋うちわなど生活に密着したものでしたが、現代ではその色合いだけを楽しむ使われ方になってきました。
絵筆に溶液を付けて布の上に思い思いに描き、薄い色から濃い色へ順に重ね塗りします。
描くコツは、
「 絵筆は利き手ではない方に持って… 」
「 チョッと変わった図柄を自由に楽しむ気持ちで… 」
「 筆から落ちたシミもそのままに… 」
乾いて直ぐはごわごわしていますが、日光に良く当てて使い込むほどに柔らかくいい色になっていきます。
小一時間過ぎたところで、コーヒーを飲みながら、講師と「渋」「染」談義に花が咲きました。渋の成分タンニンを人が生活に取り入れていたことは興味深いことで、先人の知恵もちょっぴり学びました。
(スタッフ にんたろう)
( 本講座チラシ PDF 183KB)