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掲載日 : 2016年6月11日

タイトル

講 座 名:樹木医の岩谷美苗さんとめぐる別所沼公園
木のキモチになって木に触れよう
講師:岩谷 美苗 さん
開催日:2016年6月3日 (金)

講座の一コマ

座学のあとは近くの別所沼公園でフィールドワーク。

前半はパワーポイントで樹木についての基本的な知識を学びました。動けない宿命の植物に対する岩谷さんの愛情あふれるお話が印象的でした。中でも、木の根っこに土を盛ってはいけないことを学び、説明を受けて納得!でした。

後半は外に出て近くの別所沼公園でフィールドワーク。少し気温は高めでしたが、心地よい風に吹かれて公園内の樹木を観察しながら歩きました。別所沼公園は、遠くからでもよく見える高木のメタセコイアやラクウショウが特徴的です。両者はよく似ていますが、葉っぱのつき方による見分け方を学び、ラクウショウの特徴である「気根」をあちこちにみつけるなど楽しい時間でした。

公園内には意外に多種類の樹木があり、常緑のスダジイによって作られた日陰の空間、日当たりのよいところを求めて斜めにのびた木、シダの林など、さまざまな風景がありました。その他、ネズミモチの白い花や大木のアオギリのヒコバエを見つけてみたり、タイサンボク、トウカエデ、ヤマモモ、藤、イチョウなど、ひとつひとつの木の前で立ち止まり、それぞれ興味深いお話を聞きました。街中にある公園ですが、大きな木や樹木の種類も多く、おおいに自然を満喫できました。

フィールドワークのあとは室内に戻り、ワーカーズ旬のおいしいお弁当で昼食タイム。あれこれ思い出しながら質問をしたり、岩谷さん秘蔵の「きのこのリース」の解説があったりなど、充実した講座となりました。

講座の一コマ 講座の一コマ 講座の一コマ

(報告:スタッフ よっしー)

pin 講師プロフィール

1967年島根県生まれ。大学卒業後女性初の森林インストラクターとなり、その後、味をしめて1998年樹木医となる。現在は、樹の木らぼ代表。2児の母

本講座チラシ PDF 227KB)