掲載日 : 2016年7月24日
講 座 名 | : | おとなの社会科見学ツアー ハンセン病資料館の見学と全生園を散策 | |
案内人 | : | 吉田 文枝(大人の学校スタッフ) | |
開催日 | : | 2016年7月9日 (土) |
5月に同様の企画を開催した際に、キャンセル待ちが多くなったため再度企画し、7月に実施することになりました。埼玉全体から集まりやすいようJR武蔵野線「新秋津」駅に集合し、20分ほど歩いてハンセン病資料館に着きました。
資料館では、まず映像ホールでハンセン病や「らい予防法」と患者さんたちの闘いの歴史などを紹介するガイダンスビデオを観て、そのあと全生園内を散策しました。
納骨堂〜人権の森宣言の碑〜梅林〜学園跡〜望郷の丘〜山吹舎〜宗教地区〜旧図書館などを周り、園内にあるなごみ食堂へ。おいしい釜飯を満喫して再び資料館に戻り、語り部の佐川修さんのDVDを観ました。佐川さんの力強い言葉、「あきらめない」「あきらめず、力を合わせ一つ一つ積み重ねて解決してきた」「これからも同じ、一生闘っていく」という言葉に感動しました。
ハンセン病資料館と全生園は、患者さんたちの願いがこもっている場所、人のいのちや人権について深く考える場所として、できるだけ今の姿を後世に引き継いでいきたい、多くの人が訪れ、語り継ぐ場所にしたい、と思います。参加されたみなさんが、今回のツアーをきっかけに、家族や友人といっしょに、再び訪れてほしいと願っています。
( 報告:よっしー )
( 本講座チラシ PDF 218KB)