掲載日 : 2017年5月2日
講 座 名 | : | 憲法の学習会 九条改憲の進行状況と国民投票の問題点 | |
講師 | : | 白井 和宏 さん | |
開催日 | : | 2017年4月28日(金) |
講師の白井さんは終始にこやかに、むずかしい話をかみ砕きながら分かり易く説明し、また言論界の裏話を交えたお話は興味が尽きなかったです。質疑応答の時間もたっぷりあり受講者には満足していただけたのでは。
次回の白井さんの学習会は『 子どもたちの未来を考える学習会 格差社会を終わらせよう! 』 6月24日です。ご期待ください。
以下、参加者の方から感想をいただきました。憲法の話は難しいという思いや、改憲といっても毎度の騒ぎで何も変わらないのではとの思い込みがあり関心がなく過ごしてきた。
昨年7月の参院選で、憲法改正の国会発議が可能となる「3分の2」の議席を、改憲勢力が衆参両院で確保した。 そのため、来年の衆議院議員の任期満了に伴う総選挙(2018年12月)と同時に改憲の国民投票が行われる可能性が高いことを知り驚いた。まさか来年に国民投票が行われる可能性が高いとは夢にも思っておらず自分のうかつさにあきれた。
改憲の目的は第九条で、煎じ詰めれば戦争にどう向き合うかを変える事になりそうだ。変え方によっては戦争の敷居が低くなり、対外情勢によりいつ戦争になってもおかしくない時代になる。
白井さんのお話を伺いながら、内戦が続くシリアの瓦礫と化した街の報道写真を思い浮かべ、今までと異なり遠い海の向こうの出来事でなく、いつか我が町も戦場になるのではないかと想像した。
今回の講座をきっかけにして、国民投票が実施されたときに自分は賛成・反対どちらに投票するか迷わないように準備しなければならないと考えた。
(報告:いーはとーぶ)
1957 年神奈川県横浜市生まれ。現在、市民セクター政策機構 専務理事。訳書に『遺伝子組み換え食品の真実』(白水社)、『緑の政治ガイドブック』(ちくま新書)、著書に『家族に伝える牛肉問題』(光文社)などがある。
( 本講座チラシ PDF 178KB)