掲載日 : 2017年5月12日
講 座 名 | : | 大人の平日クラブ 新緑の雑木林で生きものたちに出会う トトロの森の散策ツアー | |
案内人 | : | 堀井 達夫 さん、菊一 敦子 さん (公益財団法人 トトロのふるさと基金 理事) | |
開催日 | : | 2017年5月2日 (火) |
ツアー当日は前日の雨に洗われた新緑が真っ青な空に映えて、涼やかな風が吹く森の散策日和となりました。
西武球場前駅を出発し、住宅街から急な坂を上り最初にあったのが狭山湖畔霊園。このような霊園や病院、学校などの建設の波から狭山丘陵の自然を守り、将来に引き継いでいくために「トトロのふるさと基金」の活動が始まったとのこと。
ガイドの堀井さん(トトロのふるさと基金理事)は植物に大変詳しく、見過ごしてしまいそうな森の植物について次々と解説してくださいました。山歩きが好きな参加者の方達も初めて聞くような珍しい植物が多く、皆さん写真を撮ったりネットで調べたりと興味津々、興奮気味でした。
トトロのふるさと基金が取得したトトロの森は、人の手が入り光と風が通る森に生き返ったが、それらをこれからどのように維持してゆくかが課題だとのお話も伺いました。
昼食は埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センターで。センター入り口の山の斜面には、カタクリが咲いていた場所に一本ずつ番号のついた立札が立ててあり、一株ごとに成長の段階が分かるようになっていて、今ある自然を本当に大切に守っていることがわかりました。
出発から昼食をはさんで森の中を歩くこと5時間。最後に出合った小さく可憐なすみれの花が、これからも毎年咲き続けますように。トトロの森の自然にたっぷりと癒された一日でした。
( 報告:クマちゃん )
( 本講座チラシ PDF 103KB)