掲載日 : 2017年11月15日
講 座 名 | : | 子どもたちの予防接種を考える学習会 ワクチンで子どもは守れるか? | |
講師 | : | 古賀 真子 さん | |
開催日 | : | 2017年10月28日 (土) |
学習会当日、いつもの学習会ではあまり見かけない参加者がたくさん集まってきました。赤ちゃんを前抱っこした若いお母さんたちです。
今の子どもたちは少し前の子どもたちに比べて、定期接種だけで13回、任意接種を含めると15回から16回もワクチンを投与されることになっています(昔は8回だったので、単純に言っても2倍の回数)。
ワクチン増加の背景には医師・産業界側の利益優先や、ワクチン接種そのものや副作用についての議論の先送りなどが考えられます。薬害、同時接種やアジュバント(添加物)の危険性など、様々な問題を知るにつれ、お母さんたちが子どもたちを予防接種の被害者にしないために、自ら学んで選択していくことが必要なのだと、よく分かりました。
また定期接種は義務ではなく、受けるかどうかは親が決めてよいことなのだという事も確認できました。保育園・幼稚園など集団生活に入るために、予防接種をしていることを求められたり、予防接種を受けないという選択をすることが難しい状況がありますが、古賀先生からは「お母さんたちは、腹を決めてノーという権利があることを忘れず、子どもたちの健康を守っていって下さい」と力強い言葉をもらいました。
お母さんたちの質問にもすべて答えていただき、最初は少し不安そうだったお母さんたちも疑問と不安が解け、最後は情報交換で話が尽きないようでした。インフルエンザや肺炎球菌など大人のワクチン接種についての様々な問題点も大変参考になりました。テキストには『社会運動427号』を使いました。関心のある方は大人の学校にお問い合わせください。
(報告:スタッフ くまちゃん)
特定非営利活動法人コンシューマネット・ジャパン理事長として、市民、科学者、医師、弁護士、ジャーナリストなどを協力者に調査研究活動を行い、インターネットを活用した情報をwebサイトで発信するなど、新しい消費者運動の担い手。予防接種、フッ素洗口など子どもの健康に関わる医療問題や、薬害・予防接種被害救済を支援。内閣府公共料金等専門調査会委員、港区保健推進協議会委員ほか。著書:「それでも受けますか?予防接種」「フッ素に NO!むし歯にフッ素はニセ科学」など。http://consumernet.jp/
( 本講座チラシ PDF 201KB)