掲載日 : 2017年11月28日
講 座 名 | : | おとなの社会科見学ツアー ハンセン病資料館の見学と全生園を散策 | |
案内人 | : | 吉田 文枝(大人の学校スタッフ) | |
開催日 | : | 2017年11月21日 (火) |
晩秋の1日、東京都東村山市にあるハンセン病資料館と全生園を見学しました。
はじめに、資料館内でガイダンスビデオと語り部の方のビデオを観て、そのあと、ビデオの中にあった歴史的な建物や風景をたどりながら、全生園内を散策しました。
かつての男子寮を改修した「山吹舎」や歴史を感じさせる旧図書館の建物、小学校の跡地、ふるさとを偲ぶための「望郷の丘」、植樹された樹木など見て歩きました。
お昼は、全生園内にあるなごみ食堂で、名物「森の釜めし」を味わい、ほっこりとしたところで再び資料館へ。学芸員の方の説明を受け、2階の展示室を見学しました。展示を見るだけでは、なかなか伝わらないことも詳しく教えていただき、初めて訪れた方でも、わかりやすかったようです。
ハンセン病資料館や全生園は、人のいのちや人権について考えるための場所として、とても大切なところです。入所者自治会と東村山市が協力して進めている「人権の森構想」など、ハンセン病患者さんたちの歴史がある全生園を守っていくこと、患者さんたちの意思を伝え続けていくことが大切だと思います。もっと多くの人に訪れてほしい場所であり、大人の学校のツアーをきっかけに、訪れた方たちが誰かを誘って再び訪れてくれることを願っています。
*「人権の森構想」については、東村山市HPを参照してください。
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/danjo/jinken/jinkennomorikousou/jinkennomori.html
( 報告:よっしー )
( 本講座チラシ PDF 218KB)