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掲載日 : 2018年6月11日

タイトル

講座名:大人の平日クラブ
お江戸オノボリさんぽ 八丁堀・新川 歴史散歩
案内人:中央区文化財サポーター協会 筑間さん、角田さん、桜井さん、井上さん
開催日:2018年5月30日 (水)

講座の一コマ

八丁堀と言えば、与力・同心。時代劇ではお馴染みの場所ですが、さて八丁堀の現在の姿は・・・。

今回も中央区文化財サポーター協会の4人のガイドさんにご案内頂きました。

八丁堀は昭和30年〜40年代にかけて埋め立てられ、現在は一部が桜川公園となり他に中央区の施設などが作られています。堀の流れを頭の中で想像しながら与力・同心組屋敷跡から鉄砲洲稲荷へ。社殿裏の溶岩でできた富士塚は迫力満点。亀島川を渡り江戸湊発祥の地〜霊岸島検潮所跡。ここは隅田川テラスの一部になっていて、隅田川と対岸の佃島・月島のタワーマンション群、中央大橋、此岸の築地の聖路加タワーなどの高層のビル群が180度眺望でき、しばし大都会の雄大な景色に見とれました。

於岩稲荷田宮神社では、実際のお岩さんは働いて一家を支えた賢明な女性で、怪談は後世の創作だったとの説明。於岩稲荷田宮神社は商売繁盛や夫婦円満に効くと聞いて、お岩さんのイメージがすっかり変わりました。

新川は1660年に豪商川村瑞賢が個人で開削した川で、当時は数多くの酒問屋が軒を連ねて酒蔵が立ち並ぶ風景は壮観だったとか。新川も昭和20年代に埋め立てられました。

ついで永代通りを渡り、日本橋川にかかる豊海橋を渡って再び田川テラスへ。振り返ると現在の永代橋が見えますが、江戸時代の永代橋は現在の場所から100メートルほど上流にあったとのこと。新川大神宮、川村瑞賢屋敷跡など他にも立ち寄って、地下鉄茅場町駅が最終地点となりました。

古地図や浮世絵を見せてもらいながら、実際の場所でガイドさんの話を聞いていると、江戸時代の人たちの暮らしぶりがとてもリアルに身近に感じられました。参加者からも「江戸の運河や水運の様子が分り、楽しかった」「今後はもっと時代小説が楽しめそう」などの声をいただきました。

講座の一コマ 講座の一コマ 講座の一コマ

( 報告:くまちゃん )

本講座チラシ PDF 229KB)