掲載日 : 2018年11月8日
講 座 名 | : | 筋膜リリース入門 | |
講師 | : | 人見 里絵 さん | |
開催日 | : | 2018年10月16日(火) |
最近多くのメディアで取り上げられている「筋膜リリース」。生活クラブ生協の所沢生活館に集まった参加者の中には坂戸や浦和など遠方からの方もいるなか講座が始まりました。
講師の人見里絵さんは理学療法士として病院に勤務しながら、患者さんたちをもっとよくしたいとさまざまな方法を学び模索していくなかで、ロルフ・メソッド(米国の生化学者Pロルフ博士によって開発された身体の再教育のためのシステム)に出会い、現在は認定講師として活動されています。
筋膜は水分(85%)、コラーゲン、エラスチンなどの繊維でできている膜で、私たちの筋肉や内臓、神経、血管など体の中にある組織をラップのように一本一本包み込み、さらにまたそれを束ねて包んでいます。そして第2の骨格といわれるように、表層から深層まで体の隅々を立体的に支え、"姿勢を決めるボディースーツ"ともいわれているとのこと。この筋膜が水分不足、ストレス、体のくせ等様々な理由で硬くなったり縮んだりすると、体の歪みが生じ、慢性的なコリや痛みが生じるようです。この硬くなった筋膜に圧刺激を加えて柔らかくし、滑りをよくしていくことを筋膜リリースということがわかりました。
講義のあと、最初に肩甲骨筋を自分で押さえ圧を加えてみました。「場所がよくわからない」との声があがり講師から実際に押してもらうことで皆さん納得。横隔膜、大胸筋、小胸筋、肩、頭など順番に、触れる・沈む→待つ・傾聴→解放→揺動→静かに手をのけるというリリースのステップを実感していきました。静かに集中することで効果が上がります。
腰が痛い人、肩がこる人、自分の体の痛いところ、不調なところをどのようにして手当すればいいか、家でもできるように一人一人押さえてもらいました。筋膜リリースは初めての方ばかりでしたが、参加者同士日頃の悩みを聞いてもらったり、講師に相談したり、和気あいあいの講座となりました。
(報告:スタッフ くまちゃん)
11年間理学療法士として勤務、その後米国IASI公認ロルフ・プラクティショナーJISI日本ロルフ身体構造統合協会正会員・運営委員)
( 本講座チラシ PDF 211KB)