掲載日 : 2018年11月24日
講 座 名 | : | おとなの社会科見学ツアー ハンセン病資料館の見学と全生園を散策 | |
開催日 | : | 2018年11月7日 (水) |
雨上がりの秋の一日となりました。
午前中は、資料館のガイダンス、語り部DVDを鑑賞しました。語り部の佐川修さんは今年1月に亡くなられ、直接お話を伺うことはできませんでしたが、DVDの中で力強く語っておられます。とても心に響くお姿と内容で、参加者のみなさんも強く印象に残ったようです。
その後、園内のなごみ食堂さんに移動し、名物「森の釜めし」でランチ休憩をとりました。東村山名物のお買い物タイムのあと、入所者の平野さんに全生園を案内していただきました。歴史ある全生園の初期のころのお話もうかがうことができ、見るだけでなくより深く学ぶことができました。続いて、学芸員の方の説明と資料館の展示見学を経てツアー終了。
全生園の敷地内には保育園があり、子どもたちとの交流や、お花見、お散歩などで訪れる人も多く、地域に開かれた場所となっています。ただ、遠い存在に感じている方も多いようで、参加された方々も「すぐ前の道路はよく通るけれど入ったことはなかった」「一人ではなかなか来ようと思わなかった」など初めて訪れる人が多く、大人の学校でツアーを企画する意義を感じます。
今回のツアーをきっかけに、ハンセン病と患者さんたちの病気や偏見との闘いの歴史を知り、あらためていのちと人権について考えるきっかけとなることを願っています。
( 報告:よっしー )
( 本講座チラシ PDF 213KB)