毎回人気の小幡先生のせっけん作りワークショップ。今回はこれからの乾燥の季節にぴったりの、しっとりした洗い心地の酒粕せっけんを作りました。

せっけん作りは初めての方も何人か参加されましたが、最初にせっけん作りで使う様々なオイルの特徴や材料の詳しい説明があるので、心配はいりません。せっけん作りの行程を聞いた後は、すぐにせっけん作りに取りかかりたくなりますが、小幡先生が毎回大切にしているのが苛性ソーダの取り扱い方。家で初めて自分ひとりで作る時も、慌てたりがけがをしたりしないよう、苛性ソーダの取り扱い方については実演しながらじっくり丁寧に教えてくださいます。混ぜた時の液体の温度の変化なども容器に触ってしっかり覚えて帰ることができました。

その後、３〜４人でグループを作り作業開始です。オイルを量り、温め溶かし室温まで冷めたら酒粕を加えてあとはブレンダーで真っ白になるまでひたすら混ぜ、その後活性ソーダを３〜４回に分けて加えマヨネーズくらいの硬さまで混ぜていきます。

今回は、先生が作られた何色ものきれいな色のせっけんを小さく立方体に切ったものを、一人分ずつ型に入れた生地の上に散らしたり、混ぜ込んだりしました。（出来上がった時にどんな模様になっているか皆さん楽しみな様子）

室温で１日ほど置き、カットできる硬さになったら型から出して適当な大きさにナイフでカットし、４〜６週間の乾燥と熟成を経てでき上がりです。ちょうどクリスマスの頃なので、自分へのプレゼントになると皆さんとても嬉しそうでした。

最後に酒粕パックのコスメ作り。酒粕、はちみつ、クレイを分量通り混ぜ、精製水で好みの硬さにしたらでき上がり。手軽にできで使うのが楽しみなパックでした。

報告 ： くまちゃん

講師プロフィール

1996 年から石けん作りを始め、現在は手作りの石けん・自然化粧品・入浴剤などのワークショップを行ったり、雑誌などのメディアにレシピを提供したり、執筆をしたり。

（ 本講座チラシ PDF 363KB）