掲載日 : 2019年6月22日
講 座 名 | : | 社会運動学習会 分かち合いの社会をめざして「0円生活を楽しむ」 | |
講師 | : | 鶴見 済(わたる) さん (フリーライター) | |
開催日 | : | 2019年5月25日(土) |
鶴見さんの提唱する「0円生活」とは、「お金を介さない人と人とのつながりづくりや、つながるための活動」のことで、その内容や具体例の数々は初めて耳にする発想でした。
たとえば「0円ショップ」は「贈与アクション」とも呼ばれていて、家の中にあり使わないけれど捨てたくはない物をみんなで持ち寄り、欲しい人に持って行ってもらう活動で、東京の国立駅前で行われているそうです。そこでは他にも自家採取の種を持って来る人やただ歌うだけの人も集まって来るそうで、活動の原動力となっているのは「人とつながりたい、居場所をつくりたい」という想いだとのこと。
また相互扶助をテーマとした活動では、一般的に言う支援を目的とせずに「人が会うだけで助け合いになる」と言う発想から「不適応者の居場所」と題した集まりが開催されて多くの参加があるそうです。
鶴見さんのお話しを聞いているうちに何かわくわくして来て、一度0円ショップをのぞきに行ってみたくなりました。
(報告:はむたま)
東京都生まれ。共同の畑や 0 円ショップなどで無料経済を実践しつつ、様々な人々が生きやすいオルタナティブを広げることを考えている。著書に『0円で生きる』(新潮社)、『脱資本主義宣言』(新潮社)など。
( 本講座チラシ PDF 327KB)