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掲載日:2022年3月15日

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講座の記録

講座名:百年杉ワークショップ ジャングルジムを作ろう!
講 師:加藤 政実 さん
開催日:2022年3月5日 (土)
講座の一コマ 
講座の一コマ 

今回のワークショップは、生活クラブの狭山生活館大ホールをお借りして開催した。講師の加藤政実さんは、杉の木、特に「百年杉」の活用と普及を推進し、さまざまなところでワークショップや対談、講演活動などを行っている。

百年杉を使ったジャングルジムは、ドライバー1本でボルトを締めて組み立てることができる。しかも、丈夫で大人がのっても壊れない!小さな子どもたちもドライバーを使って組み立て、登ったり、座ったり、木に触れる心地よさをたのしんでいた。

木を握ったりすることは皮膚の刺激になり、皮膚はその刺激を脳に伝え、脳を発達させる驚くべき能力を持っているという。百年杉のジャングルジムで遊び、足の裏で木を踏みしめ、手で握る、その感覚が脳に伝わり、脳の発達を促すことになる。

自然素材の木に触れて感じる心地よさは、誰もが感じるところだと思う。今さらながら、生物が持つ五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)、特に触覚の大切さを学んだ。花粉症の原因になると言われ悪者扱いされがちな「杉」だが、昔から身近な建築材として使われてきた。保温性、吸湿性、柔らかさ、そして呼吸を深める作用など、まだまだ知られていない杉の木の力をもっと活かしていきたいと思った。

 

講師プロフィール
百年杉を専門的に取り扱う(有)加藤木材代表。埼玉県三芳町在住。人の体によい影響を与える自然素材のよさや百年杉の価値を伝える活動を行うと共に、杉の木を活用したモノ作りや家のリフォームなどを行っている。

報告 : よっしー 
本講座チラシ PDF 324KB)