講座の記録

キエーロはその名の通り、生ごみが消えていく！生ごみ処理器です。生ごみの８割は水分で臭いもあり、焼却場でもエネルギーを多く使うので、全国の自治体では何とか家庭の生ごみを減らせないかと、試行錯誤中です。

キエーロもなんとか家で処理できないものかと思考錯誤を続けた神奈川県葉山町在住の松本夫妻が、10年かけてたどりついた最後の形です。土の中の微生物が生ごみを分解していくので、その微生物が元気に働けるように「エサ」として生ごみを投入する。庭に穴を掘れる土があればそれでも良いのですが、生ごみの場所を決めてちょっとおしゃれに分解する場所を作ってあげたのがキエーロでした。

分解しやすいもの、時間がかかるものなど色々試されてのお話でした。新鮮な野菜は分解が遅い。カレーなどの食べ残しや汁気の多いもの、廃食油は微生物の好物なので分解が早いそうです。季節的な分解時間の違いはあっても適度な水分と酸素があれば確実に分解がすすみ、いったん入れた土は増えることもないというお話が驚きでした。

堆肥に活用したい場合は、土を投入する必要があるそうです。生ごみを入れても増えていかないというのは、究極のエコですね。

報告 ： こっこ
（ 本講座チラシ ) (PDF:475kb)