掲載日:2024年6月11日
講座の記録
講座名 | : | クルドの食卓から見えること | |
講 師 | : | ヤセミン さん(在日クルド人ママ) 中島 直美 さん (川口市在住、『クルドの食卓』著者) | |
開催日 | : | 2024年6月8日 (土) |
大人の学校のある川口市や蕨市界隈には、国を持たない最大の民族といわれるクルド人が2,000人ほど暮らしています。まちなかで姿を見ても、なかなか身近に接する機会がありません。地域でクルドの料理教室や手芸教室をしていて、『クルドの食卓』の著者でもある中島直美さんにご協力いただき、大人の学校の講座としてクルドの料理を教わる機会をもつことができました。
今回はスイーツ編として、「レワニ」と「テナシール」の2品を作りました。レワニはイルミキ粉というデュラム小麦を挽いた粉を使うのが特徴で、焼きあがったあとにたっぷりとシロップを浸します。テナシールは世界各地でもよく食べられるミルクのお粥のようなデザートです。
ヤセミンさんが手慣れた様子で次々に材料を操り、カップや大さじとかを使わずに、見た感じやかき回した感じで足りない材料を足したり引いたりして作っているのが印象的でした。(もともと料理ってそういうものですよね!)
今回は、調理の合間やそのあとの試食の際の断片的な質疑に終始しましたが、参加者の感想では
- お国が違うと食材が違う、でも似ている
- クルド人家庭の食生活やクルドの人達のおかれている現状がすこしわかった
- 実際にクルドの方々にお話を聞けて嬉しかったです
- 日本の入管法のきびしさが伝わってきた
- 家族、知り合いのつながりの強さは日本人間では希薄になっているからうらやましい面も感じる
これからも引き続きクルドの人たちを知る機会が持てたらうれしいです。ヤセミンさん、中島さん、参加者のみなさん、ありがとうございました。
報告 : いーはとーぶ
( 本講座チラシ PDF 247KB)