掲載日 : 2015年5月23日
講 座 名 | : | タカコ ナカムラ講演会 「 ホールフードでいこう 」 | |
講師 | : | タカコ ナカムラ さん | |
開催日 | : | 2015年5月18(月) |
大人の学校の講演会は、毎年多彩な方を講師に、社会や食のあり方を考えています。
今年は、べジブロスでマスコミにも取り上げられることの多い、タカコ ナカムラさんを講師に食を考える講演会を開催しました。
べジブロスというのは、講師が26年も前から実践している、野菜出汁のこと。野菜の根っこや皮などの捨てる部分に栄養やエネルギーがたくさんあるのにもったいないからとはじめたべジブロスが、その後医学的にもからだにたいへんな効果があることがわかってきているとのお話に、参加者は驚きの声を上げていました。
厚労省によると(2013年)、野菜の摂取量は一日平均350グラムが目標値であるのに対して、日本人は300グラムにも満たないとの結果が出ています。世界で一番摂取量が多いのは韓国の578グラム、アメリカにしても目標値には届かないものの337グラムと日本を上回っています。この数字に少なからずショックを受けた参加者は多いようです。
旬の野菜をたくさん採ることでがんの抑制やからだの免疫力を高めることもわかってきているいま、まずは野菜を積極的に採ることから始めたいですね。そして、野菜料理をすると必然的にでてくる皮や根っこや芯などは、べジブロスを作ることで無駄なし、ゴミなし、環境によし、そして健康を得る、といいことずくめです。
野菜は無農薬のものがベストですが、まずは身近に手に入るなるべく安全な野菜を使って、できるところから始めるといいのでは!と思います。
タカコナカムラさんの、自身で実践して得たべジブロスの世界は、奥深くて興味の尽きないものでした。
■ 関連情報(スタッフ いーはとーぶ)
( 本講座チラシ PDF 239KB)